この方法について、また出会うとは思いもよらなかった。
約10年前であったか。
当時、やはり馬券について真剣に考えた事があり、その時手にした本がこの「メビウスの方程式」が書いてあった競馬投資協会の本であった。
Amazonを見てみると既に絶版になっているようだが、ネット上にはこの買い方が残っていたりする。
簡単に解説すると、要は投資競馬においての追い上げ方式の1つであり、単純にマーチンゲール等で追い上げるよりは資金増加が緩やかであり、1回でも当たれば希望の払戻額が得られるという方法である。
「シンプルぱっと2」にはこの方式がデフォルトで搭載されている。
昔、この買い方をやろうと思った時はオッズをリアルタイムで反映する事が不可能であり机上の空論であったが、時代が進み今やこの買い方を実現出来る環境が整った、ということだろう。
なおかつ、利益額を0円設定できるので、むやみに購入金額が上がる、という事は防げそうだ。
だとすると、自分の買い目が1日あたり1度でも的中するか?という事が次の課題だが、今のところ、ある条件を満たす馬であれば1日に1回の的中は実現している。
その条件下であれば3着内率は40%あり、これであれば何とか戦えるであろう。
卍氏の追い下げ方式である1.08倍は設定出来ないので1.1倍に設定してどうなるか、シミュレーションしてみたいと思う。
投資金額が大分少なくなってきているので資金マネジメントはよりシビアに行いたいと思うし、追い上げる事でもしない限り資金増加は難しい。
もうひとつ重要なのは、回収率を更に上げる方法の模索である。
的中率としては、今の買い方はあるレベルにはなっていると思うが、配当という意味ではまだまだな気がしている。
今の予想項目くらいでは、多くの人が抽出出来る内容になっているのであろう。
穴として考えていた馬券が、意外にもオッズが付かないという事が何回かあるのだ。
卍氏のファクターは45項目。それに比べ、私が使っている項目は10項目も満たない。
今のファクターの出し方を更に細かく見る事で、回収率の改善が見られないか、検討したい。
ベース部分はあまりいじらないで、ある条件下になった時の加算パラメーターを強調するか?
更にベース部分のファクターを追加するか?
全く別の軸からファクター抽出し、現行ファクターの紐とするか?
いずれにしても更に深く掘り下げる必要があるのだろう。